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※今回の記事はゲームのネタバレや管理人の解釈を含みます。ご自身でプレイした後に読むことを推奨します。
前回発見した表層の遺跡。今回はこちらの探索を進めていきます。
遺跡の中央に不思議なモニュメントが置かれています。
「グラビタスの記念碑。 ロビーの中央にある大きくてモダンな彫刻。 それは砂時計と二重螺旋を足して2で割ったような芸術的な物だ。」
どうやら表層の遺跡はグラビタス社のロビーだった場所のようです。
「受付。 なみなみと注がれたコーヒーカップと書いている途中で捨てられたメモが机の前に置かれている。 それは外出した受付係がいつでも戻るかのようで、私をぞっとさせた。」
ロビーにあった受付には、まだコーヒーの入っているカップが置かれていました。側に飾られた花も、まだその色を保ったまま活けられています。
まるで、時間が止まっているように。
「博士号。 『ジャクリーン A スターン』が応用物理学の分野において実績が認められた証明書。」
受付の上には個室がありました。壁に飾られた証明書を見る限り、ジャクリーンという白紙の部屋だったようです。彼女がグラビタス社の所長だったのでしょうか?
探索中にいくつかの文章データを発見したので、こちらも確認していきましょう。
「ニュークロイドの記事。暗号化レベル:3
独立研究所が開発した、時間をエネルギーに変換するという驚くべき技術
近頃設立されたグラビタス研究所の科学者たちは、『時間の弓』と呼ばれる最初の技術プロトタイプを発表した。これは四次元を操作して、無尽蔵かつクリーンな再生可能エネルギーを生み出す装置だ。
まるでSFの世界のように聞こえるかもしれないが、研究所の創設者であるジャクリーン・スターン博士は、この技術が現実に存在することを認めている。
『ニュートンによる運動の第2法則は、適切な実験条件の下で、負の質量を持つ超流動体によって破られる可能性があることが既に照明されています。』と博士は言う。
『運動の法則を曲げたり変えたりできるなら、熱力学の法則も同じようにできるのではないか?それがこのプロジェクトの趣旨でした。』
『時間の弓は、4次元における各区間を急速に振動させて少量の質量を時間の前後に送り出すことで、実質的に無駄のない大量のエネルギーを生成します。』
『燃料として4次元を利用することの最大の利点は、』と博士は言う。『本当に、疑いの余地なく無尽蔵だといおうことです。』
人類によるタイムトラベルの実現を心待ちにしている読者諸氏におかれては、まだ期待しないほうがいいだろう。同研究所によれば、物質の時間移動には成功したものの、この技術はエネルギー生成を目的として開発されたものであり、人間の移動はまだ十分ではないという。」
「大学の新聞記事。暗号化レベル:3
地元学生向けのパーティー。 今週末、エリオン科学技術大学の学生が非公式のパーティーを開いた。
同級生たちが夜中過ぎまでランプシェードを頭にかぶったり、寝ている仲間に眉毛を描いたりしていたかもしれない中、ジャッキー・スターンとオリビア・ブルサードの二人は、寮で週末を過ごしていた。お菓子や飲み物、飾り付けを用意し、主賓である自分たち自身の到着を待ちながら。
時空間の成り立ちをテーマに理論物理学を研究する有望なSTEM学生である二人は、ある想定のもとで実験を執り行ったのだ。それは、時空間の属性に関する理論が実を結んだ暁には、未来の自分たちが時間を遡ってパーティーにお邪魔してくれる、タイムトラベルの存在が証明されるというものだ。
二人は、未来の自分たちの多忙なスケジュールについては心配していなかった。主賓として出席できないときは『砂時計』という婉曲語のメッセージを返信することで、本当は行きたかったけど都合がつかなかったと伝えることにしていたのだ。
残念ながら、出欠の返事も、パーティーに顔を出した者もいなかったが、オリビアやジャッキーが落胆することはなかった。
オリビアが言うには『おやつの量が増えただけだし!』とのこと。」
以前別の文章データでも出てきた「時間の弓」という言葉。グラビタス社は「時間をエネルギーに変換すること」「タイムトラベルを可能にすること」を目指していたようです。
ロビー内にはいくつかのディスプレイも置かれています。こちらのディスプレイには複製人間が使用している「採掘銃」が映し出されていました。
もう1つのディスプレイに映っていたのは「製造ポッド」のようです。
最後にもう1つ。壁掛けディスプレイに映っていたのは「反エントロピー無効化装置」でした。
どうやらこれらは全てグラビタス社が「商品」として販売していたもののようです。
廃墟と化したグラビタス社のロビー。ここにいた「人間」たちはどこにいってしまったのか?建物は廃墟と化しているのに、何故コーヒーカップはまだコーヒーが入ったままの状態を保っているのか?
グラビタス社が研究していた「時間の弓」という概念が、何か恐ろしい問題を引き起こしたのかもしれない。
ここで更に「複製人間」についても確認していきましょう。こちらは当コロニーの初期複製人間として活躍してくれているアイコ。
複製人間にはそれぞれ「デフォルトネーム」が設定されており、当コロニーに移住する時に名前を変更しています。
そしてアイコのデフォルトネームは「ペイ」に設定されています。
デフォルトネームを認識した状態で、こちらの記事を読んでみましょう。
「ナノテックの記事。暗号化レベル:3
ミステリープロジェクトがナノテックアワードを受賞。
昨夜開催された世界ナノテックアワードでは、詳細を公表できないプロジェクトが最優秀賞を受賞したと発表され、科学界に論争を引き起こしました。
この極秘論文はエリオン科学技術大学のグラビタス特待生奨学金を授与された主任研究員のリリン・ペイ博士によって非公開セッションで審査員に発表されました。
審査委員長のエリアス・バルコ博士は異例であることを認めながらも、その決定を指示しています。『私たちは科学者です。限界を押し広げるのが私たちの仕事です。』
ペイ氏はこの分野の革新的な研究に対して与えられる最高の賞、ハラス・メダルを受賞しました。
『もっと話す時間があればいいのですが…』とペイ氏。『このような栄誉を与えてくださった世界ナノテックアワードと、全てを可能にしてくれたスターン博士の資金提供にとても感謝しています。これによって全てが変わります。そう、全てが。』
ペイ氏が見出しを飾ったのはこれで2度目です。去年、この目立つ若手のナノ科学者はミス プラネタリー・ベル・ページェント・タレントショウで一般的な観葉植物から収穫された繊維を元にガウンを織りなすナノロボットをライブデモで優勝しました。」
かつてグラビタス社の関係者にリリン・ペイ博士という人間が存在していたようです。
お次はこちらの2人。
ウエダのデフォルトネームは「ジョシュア」、コミヤマのデフォルトネームは「デボン」に設定されています。
「Re:デボンのブログ 暗号化なし
To:サマーズ博士 From:ジョーンズ博士
待ってよジョシュア、デボンのブログ読んでるの?」
ウエダとコミヤマのデフォルトネームに当たる人間も、かつてグラビタス社の関係者として存在していたもよう。
しかし現在コロニーにいるアイコ・ウエダ・コミヤマはペイ・ジョシュア・デボンであった頃の記憶を保持していないようです。
それらを踏まえた上でこちらの文章データを確認しましょう。
「我々のDNAは盗まれた 暗号化レベル2
研究所は我々の遺伝情報を盗んでいると確証をもって言える。
40人余りの従業員が研究室のラット(実験用ネズミ)となることに貢献した。グラビタス社が我々に何をしたかが分かったとしても、我々が取れる法的選択肢はあまり無かった。我々の仕事の性質上、このことを一般に公開することはできない。
彼らが私のDNAを使ってどのような実験をしているかを思うと寒気がするが、口を閉ざしていなければなるまい。
この仕事を失うわけにはいかない。」
「ゴミ掃除 暗号化レベル:なし
これまでの人生で、ちょっとばかしのゴミを片付けてきたが、生物研究室で今日見たゴミには到底及ぶもんじゃあない。床や壁中が緑色のベトベトまみれ。人みたいな形をしたものが浮かんでいる濁ったチューブ。
それが何だか分かるほど、この老いぼれガンダーソンは賢いと思われておらんようだが、ワシにだって目はあるんだ、違うか?
誰も用務員になんて気を配らん。
じゃが、用務員は誰にでも気を配る。
Mr.スティンキー・ガンダーソン」
「被検体 7D 暗号化レベル:2
実験7D セキュリティーコード:B111
被検体:#762,”ハイビスカス3号”
成体 メス,42cm,257g
ドナー:#650,”ハイビスカス”
成体 メス,42cm,257g
仮説:ハイビスカスから複製した被検体は条件付けによりレバー装置を正しく操作し、元のドナーの条件付け記憶を保持していることを実証する。
ドナー被検体#650”ハイビスカス”レバーを右に引くことで報酬(アーモンド)が得られることを条件付けした。条件付けは2週間にわたって行われた。
ハイビスカスはレバーを左に倒すと何も得られないことを素早く学習し、最初の週の終わりまでに確実に目的の動作が行われることを覚えた。
神経経路を強化し、意図された条件付き行動が長期的および筋肉的記憶として覚えることを確実にするために、訓練をさらに1週間続けた。
複製した被検体#762”ハイビスカス3号”は記憶保持確認のためレバー装置を見せられた。
ハイビスカス3号は認識の兆候を示さず、目的の動作を行わなかった。被検体は、どのレベルの装置においても最初は失敗した。
2回目の条件付けでは、ハイビスカス3号はレバーを左に引いた。
結論:複製された被検体はドナーの記憶を全く引き継がない。」
「複製人間の記憶対策 暗号化レベル:2
所長へ
複製人間の記憶問題に対する解決策を考えてみました。
被験者の古い記憶にこだわるよりも、コロニーでの生活に必要な知識を複製工程そのものに組み込んでしまうのはどうでしょうか?
データ工学によって保存できるデータ量は去年と比べて指数関数的に増加しています。この成果を利用しない手はありません。」
以上の文章データから考えられるのは以下の通り。
・グラビタス社はおそらく人間の複製体を作ろうとしていた
・グラビタス社の関係者はDNAを不正に収集された
・作成された複製体はドナーの記憶を引き継がない
・複製体を作成する工程で「コロニー生活で必要な知識」をデータとして直接脳に書き込んだ
そしてグラビタス社の関係者と同じデフォルトネームを持って「製造ポッド」から出現する「複製人間」たち。
複製人間たちは別の場所から「転送」されているのかと思っていたけれど、これまでの文章を考慮する限り「製造ポッドで製造」された新規の個体なようです。
この惑星に到着した時点から採掘銃などを使用出来たり、動植物の扱い方を理解していたのも「コロニー生活で必要な知識」を書き込まれていたからでしょう。
そして複製人間たちが「特別なパジャマ」を着ないと夢を見ることが出来ないのも、普通の人間ではなく製造ポッドで複製された個体だったからかもしれません。
グラビタス社のロビーが廃墟と化している状況から考えると、既にオリジナルの関係者たちは存命では無い可能性が高い。
ではなぜ「製造ポッド」が動き続けているのか?「時間の弓」の研究が成功し、今も尚、時間をエネルギーに変換して製造ポッドを動かし続けているのかもしれない。
表層ロビーのコーヒーがそのままだったのは、時間の弓に関する研究に事故が起こり、ロビーごと別の惑星に時間を超えてきてしまった結果という可能性すらある。
キクラゲ「凄く複雑な話だ。文章データに僕の『オリジナル』と思われる人間のデータがあったけど、彼はかなり高齢だったみたいだ。でも今、僕の体は君たちと同じように動く。若者みたいにね。そう考えると……うーん、やっぱり凄く複雑な話だと思うよ。」
クルミ「じゃあ、ジョージはどうなるの?貴方は輸送コンテナで暮らしていたけれど、製造ポッドから生まれた個体なの?」
ジョージ「どう思う?でも時には謎を謎のままにしておいた方が良いこともあるかもしれないね。」
イチロウ「DNAを承認なく勝手にコピーされて、複製される。それが僕ら『複製人間』というわけか。とても恐ろしい話だけれど、それがなければ僕らはここに居ないのも事実……。この行為について、是か非かを論ずる立場に僕らは初めから立っていないんだ。難しいよ。」
イチロウ「少なくとも、原因となったグラビタス社員はここにはいない。僕ら『複製人間』にはね。」



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