【30】アリス【Spiritfearer】

・Spiritfearerのプレイ記録を【初めから読む】 

・Spiritfearerの記録一覧は【こちら

※当プレイ記録には物語のネタバレが含まれます。未プレイの方、購入予定のある方はお気を付けください。


アリスの不安を取り除くため、クローゼットに向かったステラ。アニーが無くした帽子を再現するため、帽子の色を赤に変更しました。


服装をアニーのビーチウェアにし、そのうえで帽子の色を赤色に変更。するとアリスはステラのことを「娘のアニー」であると誤認しました。


「怖かったわ。置いてけぼりにされたかと思って…」


「これから家に帰るんでしょ?」

連れて行って、とアリスは言います。


アリスが行こうとしているのは船に作った私室ではありませんでした。行先はエバードア。

「現在ここにいる自分」を忘れ、「記憶として脳が覚えている過去の自分」になったアリス。そんな状態でエバードアに送り出さなければならないことを、少しだけ切なく感じる。

けれどきっとアリスは「自分のためだけに好きなようにする旅」という時間をノルドワイラーで過ごせたことで、魂の未練は無くなったのだと思う。そうであるならば、それは嬉しいこと。


アリスから「お願い」として頼まれると思って手を付けずにいた「アリスのコテージの改良」を、エバードアへ送り出す前に全て終わらせました。こんなことなら、彼女の認知機能が衰える前に部屋を整えてあげればよかった。

記念品の食器セット。必要素材は「樫の木材」「アルミニウムのインゴット」「粘板岩」の3種類。


額入りの家族写真。必要素材は「羊毛織物」「ガラス」「石灰石」の3種類。

どれもこれも、アリスらしい家具でした。


アリスの未練は無くなったのかもしれませんが、プレイヤーとしての未練はまだ残っています。それはアリスの大好物を一度も食べさせてあげられていないこと。情報欄もまだはてなマークのままです。

できれば自力で大好物を開けたかったのですが、アリスはもうエバードアに行く以外に動く様子がありません。私室に戻れないため、「甲板で一晩を過ごした」のマイナスムードが付いてしまいます。

自力で大好物をあげたいというプレイヤーのエゴを押し通せば、何日も寒空の下にアリスを放置することになってしまいます。


寒いよね、ごめんね。


ここまで攻略サイトなどの情報を一切入れずに進めてきました。しかし最期に大好物を食べてもらうため、今回だけは攻略サイトの情報をみさせてもらいました。

アリスの好物を作るためには「野菜」と「小麦粉」が必要でした。フィードラマの定期宅配便で送られてきた「小麦粉」が1つだけ手持ちにあったので、アリスの大好物を作ってあげることができそうです。


出来上がったのは野菜のポットパイ。


野菜のポットパイ。好きな野菜を何でも入れて作れるパイ。アリスの大好物は伝統的な野菜のパイでした。


「私が伝統的な料理が好きなのは知ってるわね?でも、その中で一番美味しいのは何と言っても野菜のポットパイ。」


「感謝感激よ、ステラ!」

「ステラ」と呼んでくれるのがこんなにも嬉しく感じるなんて。


アリスの情報が更新され、大好きな食べ物の欄に「野菜のポットパイ」が追加されました。


これでもうアリスを船に留めておく理由が無くなってしまいました。エバードアも赤く光りながらアリスが来るのを待っています。


エバードアに到着したことをアリスに伝えます。

「あら、アニー。着いたのかい?」


船首から一緒に歩いていくアリスとステラ。アリスがつれてきた羊や、せっせと収穫作業をしてくれていた果樹園の前を通って小舟へと向かいます。


船尾ではアトゥル叔父さんとサマー、アストリッドが待っていてくれました。


アリスは小舟へ乗り込み、エバードアへと向かいます。


「あなたがこの場所を見つけたのかい、アニー?」


「あなたは昔から冒険好きだったもの、誇りに思うわ。」


「ユージンは自分だけ除け者にされたって、カンカンに怒るよ!」


「来年の夏にでも、ユージンが休みを取れたら…」

みんなで一緒にまたここに来ましょう、とアリスは言いました。


「あなたは…」


「アニーじゃないのかい?」

一瞬、アリスは目の前の女の子がアニーでは無いと気が付いた様子をみせました。


しかし次の瞬間には、そう気が付いたことも忘れてしまったようです。再びステラのことをアニーだと思って話しかけてきました。

「父さんに会ったら、この森のことを伝えてくれるかい?」


「来年はきっと、一緒に来たがるはずだよ。」


来年。それはもう来ることが叶わない来年への約束でした。

アリスは最期まで家族を愛し、家族を想っていました。





こうしてアリスはエバードアの向こうへと進んでいきました。


夜空にはまた1つ、星座が増えたようです。小さなハリネズミの形をした、アリスの星座です。


グウェンを送り出した際は不思議な精神世界に飛ばされたステラ。しかし今回は精神世界に飛ばされることなく、まっすぐ船へと戻ってきました。


アリスの私室を訪れると、グウェンの時と同じように花のマークが付いていました。


アリスのベッドの上に花が咲き誇っています。


そこから収穫できたのは魂の花でした。

アリスが残した魂の花。美しいスパティフィラムの形をしているとのこと。

スパティフィラムの花言葉は「上品な淑女」「清らかな心」「包み込む愛」「清々しい日々」などでした。


船の一番高い所へ上ってみると、夜空の星座を間近に見ることができました。カロン、グウェン、アリス。今日も彼らの星座は夜空で輝いています。


・Spiritfearerのプレイ記録を【初めから読む】 

・Spiritfearerの記録一覧は【こちら


コメント